好きです吉原
だいぶまえだが、読破したわ。
隆慶一郎作、『かくれさと苦界行』。
吉原二部作の完結編。
ホントは四部作の構想だったらしいが、隆慶一郎氏はもう旅立たれた。
前作『吉原御免状』よろしく誠一郎のカッコよさに興奮。
人斬りではなく、剣術の天才としての生きざま。
煮えたぎる恋心。
おしゃぶへの愛。
おふうが産まれてからのある意味での弱さ。
柳生との宿命。
憧れる生きざまである。
「漢」という言葉に反応してしまうそこのご貴兄、そなたが読むべき本に違いない。
こういう漢の話を胸に刻み生きていこうぞ。
手前もまだまだ漢としては未熟。
我日々これを磨くものなり。
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