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2009年05月13日

前田慶次道中日記

今日Yahoo!ニュースを見ていると、前田慶次が著した「前田慶次道中日記」の復刻版がバカ売れしているという記事
今月5刷が増刷されたらしい。
天地人の影響もあるんだろうが、戦国武将の著書が今の時代に出版されて増刷とはおもしろい。
さすが傾奇者。

米沢市立図書館から出されているんだが、実は昨年9月に米沢に行ったときに、米沢市立図書館に行って尋ねると、図書館のおねえさんが「少々お待ちください。」と言って奥の方に下がったと思うと、「前田さんの本は在庫あったっけ?」と聞こえる(笑)。
まっ前田さんね(笑)。
結局、米沢市内の書店の在庫を確認していただき、3刷をゲット。
我が3刷には堂森山図がカバーには印刷されていない。
原文を読んでもよくわからないが、資料編を一緒に読むと道中の出来事やらを、その情景で詠んだ歌、ちなんだ古歌、古句などと一緒に記してある。

さすが古文に精通し、漢詩、和歌、俳句に通じていた風流人だけはある。

何の道中かというと、関ヶ原の合戦が終わってから、京都を後にし、米沢までの26日間を記した道中日記である。

ただでさえ、歴史的な記述がほとんどない慶次故、これほど慶次の人柄がわかるものはないと言っていいと思う。

直江兼続主催の歌会で詠んだと言われている和歌で、好きなものを記す。

船過江

吹く風に
入江の小舟 漕ぎきえて
かねの音のみ 夕波の上

情景が浮かぶようではないかね。


ちなみに、自分が米沢に行ったときに詠んだ歌。

せせらぎの
木々に宿りし 橡の実の
落つる音にぞ 秋は来にけり

また米沢に行きたくなったな。


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Posted by 慶次郎 at 23:48│Comments(0)傾奇者月語り
 
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