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2009年07月22日

月と太陽

今日のブログネタとしては一番多いであろう皆既日食。

神秘的ではあるし、もう生きているうちには見られまい。

江戸は雨。
当然見えなかったわけだが、げげげ師匠が写真を送ってくれたので、我もしてみんとてするなり。

さて、月と太陽。
語られることが多いのは、月であろう。

手前は、月が好きだ。

確かに、日の出、日の入りの太陽も風情があって良い。
富士山頂からご来光を見た時には涙した。
しかし存在自体は専制君主であろう。
意のままに振舞い、自分に合わない者には生を許さない。

月はどうか。
自らの存在は静かに、人が寝静まるころに、人知れず輝く。

この凛々しさが風流ではないかね。
自ら輝くではなく、太陽の光を受け、日々姿を変え夜を照らす。
そして、今日のような日には、専制君主の太陽を隠す強さを持つ。
手前はこういう人になりたいと思う。

いつか晴れた宵闇に浮かぶを見たら褒めてあげたい。
今の手前では、月に笑われそうだが。

今日は、太陽が注目されておったが、敢えて月を語ってみた。

父上、月はいいのぅ。


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Posted by 慶次郎 at 13:02│Comments(0)風流
 
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